いろんな保険

 ざっくり「いろんな保険」と書きましたが、スタッフ雇用のための保険もあれば、院長個人にかけておく保険、クリニックにかけておく保険もあります。

1.各種保険

 院長になるということは、スタッフの給与も補償しなければいけません。家族のこともあります。自分が倒れたとき、休業分の収入が途絶えます。何かあった時のために、たくさんの保険に加入する必要があります。  休業保障、所得補償、生命保険、入院保険、医師賠償保険、火災保険・地震保険等々、たくさん加入する必要があります。自己資金がふんだんにあれば、入らなくてもいい保険もありますけど、人間一寸先は闇ですから・・・ 。

 私は、医師会には入っていませんので、医師会の保険は知りませんが、保険医協会には加入しております。保険医協会のやっている保険は、共済なので、比較的安く、検討する価値はあります。  

 私は開業時に、ほけんの窓口で相談し、保険医協会の保険を中心にプランニングをしてもらいました。

 ※開業数年経過すると、余裕が出てくるので、退職金積み立て目的の法人保険に入ると良いですね。経費になりますので・・・。


2.実際に保険を使ってみた感想

 開業数年して、医者の不養生でしょうが、腰を悪くして、ヘルニアの手術を受けました。仕事が待っていますので、1泊2日で退院させてもらいましたが、上述の保険の一部で、保険金が下りました。入院費+個室費+手術日でトントンでしたが・・・。

3.未加入のため保険金が下りなかったもの

 開業時は、保険と言いましても、資金不足と、なんとなくの感覚で不要と判断したものに、地震保険があります。テナントですからね、建物が揺れても、建物自体は壊れることが無いだろうという考えでした。

 ところが、開業1年後に関西で震度5の地震があり、もちろん、建物は問題なかったのですが、内側の壁紙が身長くらいの高さで、横に割れ目が生じました。内装のいたるところです。機能的には問題ありませんが、見た目に気になります。地震保険に入っていれば、良かったと思いました。