当院は、開業4か月までは、ナースがおりました。ですが、以前の記事にもあるように、お局さんで、問題発言・行動があり、目の上のたんこぶ的な存在になっておりました。私よりも「年上」っていうのも、今思えば、問題だったのかもしれませんね。
結局、自ら退職されましたが、その後、一時的(1か月だけ)にナースをひっそりとHP上だけで、募集したのですが、その1か月の間に、ナースがいなくても、自分で全部できることに気が付いてしまいました。以後、募集ストップ!
採血、点滴、身体介助、それらは、意外に、ドクター1人でできるものです。身体介助は、当院の場合は、放射線技師がヘルプしてくれるので、実質、ドクターがやることは研修医時代に経験してきた採血・点滴くらいなんですよね。関節注射の針装着とかアンプルから注射器で溶液を吸うなんて、一瞬で習得できます。
もちろん、これは、整形外科だからこそだと思います。内科で、点滴も採血も予防注射もたくさん需要がある場合は、院長ワンオペはまず困難でしょうから・・・。
ナースを雇っても、転職容易な職種だけに、辞める時は、すぐ辞めます。毎回、募集や退職のことを考えて、仕事をするよりは、割り切って、ナース不要としていれば、ストレスが減るもんです。そして、ナース不要とする最大のメリットは、人件費ですね。療法士よりも高額な給与です。療法士は、運動器リハで稼いでくれますが、ナースは、稼ぐことができません(※)。
※一応、セラピスト資格取得の要件を満たせば、ナースは、療法士として運動器リハ算定できます。https://www.jsmr.org/qualification_training.html
例え、セラピストの資格取得をしたとしても、よっぽど高額の給与を出さない限りは、療法士と同じように、リハビリ施術するナースはまず、いないでしょうね。
よって、ドクター自身が、話し相手が必要とか、患者とドクターの間に入ってくれる人が必要とか、点滴や採血は苦手ということでなければ、整形外科においては、ナースは不要と考えます。ナース1名雇うならば、その分、受付・助手を2名増やした方がよっぽど良いと思うのは、私だけでしょうか?