当院のスタッフは、診療放射線技師、理学療法士、受付事務で構成されています。
幸いにして、受付は5年以上、理学療法士も、2年以上、離職者がおらず、安定しています。診療放射線技師は、開業時から働いてくれています。
開業前から、いろんな方の採用面接を見てきましたが、いくつか見るべきポイントを私目線でお伝えしたいと思います。
まず、大前提として、勤務先を病院では無く、クリニックを選ぶという人は、人付き合いがあまり好きではない可能性があるということです。大きい会社で、いろんな人の名前を覚えるとか、人と話をするとか、それだけでストレスを感じている人もいますよね。何を隠そう、わたくしも仕事以外では、必要以上に他人と話をしたくないんですよねぇ。
なので、どちらかと言えば、クリニックへ採用面接を受けに来る人は、物静かで、引っ込み思案な方が多い印象です。良い言い方をすれば、職人気質と言えばいいのかな。
もちろん、受付の女性スタッフで、あまりに患者さんと話ができそうではない人は、採用すべきではないですし、逆に、話好き過ぎる人は、口だけ一生懸命で、仕事が進まないでしょう。
あまりに口が達者な方は、要注意です。お局的になる場合や、社内いじめの加害者になる可能性もあります。
打たれ弱そうな人、ガリガリで不健康な人(喫煙者はアウト)、不潔な人、目が死んでいる人、ガツガツしている人なんかは、辞めておいた方がいいでしょう。
面接時に、質問が多い人は、要注意です。特に給与のこと、休みのことを細かく聞いてくる人は、採用したら、やっかいです。採用後も、何かにつけて細かいですし、「思っていたクリニックと違う」と感じたら、すぐに辞めていきますからね。
また、こちらが「面接後、1週間以内に、採用可否の通知します」と事前に説明しているのにも関わらず、「いつ分かりますか?」って、催促してくる人いますよね。生活がカツカツで今すぐ仕事がしたいという気持ちは、分からなくは無いのですが、そういう人の採用はやめておいた方が無難です。過去にそういう人を雇ったことがありますが、せっかちで、仕事内容も粗雑な方が多かった印象です。
他に、先輩開業医も言っていましたが、給与のことを気にして入職してきた者は、お金のことで辞めていくようです。人間関係で、前職を辞めた人は、結局、人間関係で辞めていくようです。